〜活気・匂い・人情が交わる市場で異文化を体感〜
2022年8月11日、吉林省・延吉(ヨンギル)を訪れた際、宿泊先のホテルのすぐ目の前にある「延辺水上市場(延边水上市场)」へ行ってきました。
朝早くから活気にあふれ、人の声、食材の匂い、そして市場特有のエネルギーに包まれた独特の雰囲気。ここでは、延辺(延吉)に暮らす朝鮮族の生活と文化がそのまま息づいています。
川沿いに広がるローカルマーケット

ホテルを出て、川を渡るとすぐに現れるのが「延辺水上市場」。
名前の通り、川のすぐそばに位置し、朝から地元の人たちでにぎわっていました。
市場は屋根付きのエリアと露天のエリアに分かれ、地元の農家や商人たちが直接商品を持ち寄って販売しています。新鮮な野菜や果物に加え、肉・魚介類・きのこ・韓国系調味料など、ありとあらゆるものが揃っていて、地元の“台所”そのものです。
松茸の季節、香り漂う市場

8月のこの時期は、ちょうど松茸の最盛期。
市場のあちこちで、地元産の松茸が並び、その香りがあたり一面に漂っていました。
一盛り170元ほど(約3,400円)で売られており、買い物客が真剣な表情で香りを確かめながら選んでいる姿が印象的です。
延辺周辺は山が多く、天然のきのこや山菜が豊富。松茸の他にも、タモギダケやアミガサタケなど、珍しい山の幸が並んでいました。
豚一頭丸ごと!? 生々しい“リアル市場”



市場の奥に進むと、生肉のコーナーに出ます。
ここでは豚や鶏が“まるごと”販売されており、テーブルには豚の頭や内臓が並び、精肉店の人たちが包丁で手際よくさばいていました。
初めて見る人には衝撃的かもしれませんが、これも地域の「生活の一部」。
“食材を余すことなく使う”という昔ながらの文化が今も息づいているのを感じます。
また、犬肉が売られている光景にも出会いました。
驚きましたが、これも長く続く地域の食文化の一つ。文化として理解することの大切さを改めて感じました。
朝鮮族の味が並ぶ屋台通り



市場の一角には、朝鮮族(朝鮮系中国人)による屋台もたくさん並んでいます。
キムチ、トッポッキ、スンデ(血を詰めた腸詰料理)など、韓国料理に通じるメニューが多く、どこもいい香り。
言葉も、韓国語・中国語・朝鮮語が入り混じり、まさに“国境のない市場”という印象でした。
市場の中で食べた「牛肉スープ定食」

歩き回ってお腹が空いたので、市場内の食堂で朝食をとることに。
頼んだのは、あっさりとした牛肉スープと白ご飯のセット。
スープは骨の旨味が溶け込んでいて、体に染み渡る優しい味。
横にはキムチや大根ナムルが添えられ、どこか懐かしい家庭の味がしました。
地元の人たちと同じテーブルで食べるその時間もまた、旅の醍醐味です。
異文化が交わる延辺という土地

延辺は、中国の中でも少数民族である朝鮮族が多く暮らす地域。
言葉・食文化・建物の看板、すべてに朝鮮半島の文化が色濃く残っています。
「中国の中の小さな韓国」と呼ばれるのも納得です。
市場を歩いて感じたのは、ここで暮らす人々のたくましさと温かさ。
そして、文化の違いを越えて“食”が人をつなぐ力を持っているということでした。
旅のまとめ
- 訪問日:2022年8月11日
- 場所:吉林省延辺朝鮮族自治州 延吉市・延辺水上市場
- アクセス:延吉駅から車で約10分、川沿いに位置
- 見どころ:松茸市場、朝鮮料理、ローカル食堂、民族文化体験
延吉水上市場は、単なる買い物スポットではなく、朝鮮族の暮らしと文化を肌で感じられる貴重な場所。
「見たことのないもの」「聞いたことのない言葉」「嗅いだことのない香り」が交錯するこの市場は、まさに五感で楽しむ旅のハイライトでした。
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