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未来は賭けでもあり、仕掛けでもある。― 感性で動く現場から見えるアパレルのリアル―

コラム

今、売れているものは人それぞれにある。
でも、未来に売れるものは誰にも分からない。
どれだけ経験を積んでも、どれだけデータを集めても、
“これが絶対に売れる”なんて保証はない。

だからこそ、私は「未来を作る」ことに惹かれる。
それは賭けでもあり、仕掛けでもある。


■ 未来を作るという賭け

未来を作るというのは、ある意味“賭け”だ。
でも、何の根拠もない賭けではない。

時代の流れ、世の中の空気、市場のトレンド、
現場の温度感、メーカーの個性、ブランドの方向性。

そうしたすべてを感じ取り、頭の中で組み合わせながら、
「これが来るはずだ」と信じて動く。

結果がどうであってもいい。
そのプロセスこそが面白い。


■ 売れるかどうかより、“ワクワクできるか”

もちろん、売れたら最高だ。
でも、それよりも大事なのは、

「これは絶対におもしろい」
と思える瞬間。

その直感を信じて動くとき、
胸の奥にワクワクした熱が生まれる。

それは中毒に近い。
売れたときの快感も、売れなかったときの悔しさも、
どちらも次の一手を生むエネルギーになる。

この仕事は、やめようと思ってもやめられない。
なぜなら“挑戦すること自体”が楽しいからだ。


■ 感性はデータを超える

最近はAI分析やトレンドデータも発達している。
でも、アパレルは**数字では測れない「感性の世界」**だと思う。

データは参考になる。
けれど、最後の一歩を決めるのは「感覚」だ。

同じ服を見ても、
人によって感じる良さはまったく違う。
それでいい。

UNIQLOのように王道を突き進むのも素晴らしい。
私のように“隙間を攻める”のもまた、ひとつの正解。

アパレルには、正解がいくつもある。
だからこそ、面白い。


■ すべての経験が、今に繋がっている

小売業から始まり、店長、バイヤー、メーカー、
そして今は中国でエージェントとして動いている。

どのポジションでも共通していたのは、

「人をワクワクさせたい」
という気持ち。

服はただのモノではない。
その裏には、つくる人の情熱や、
届ける人の願いがある。

私はその橋渡しをするのが好きだ。
そして、現場で感じた“生きた情報”をもとに、
次の未来を仕掛けていくのが楽しい。


■ 最後に

未来は、予測するものではなく、自分で作るもの。
売れるかどうかは、後からついてくる。

大事なのは、
「これをやってみたい」と思える自分の感性を信じること。
そして、その感性で動き続けること。

そうやって作る未来は、
たとえ思い通りにいかなくても、
必ず自分の糧になる。


未来は賭けでもあり、仕掛けでもある。

だからこそ、アパレルは面白い。

今日もまた、私は新しい未来を仕掛けに市場へ向かう。


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