🌱 はじめに
ゆるく、でもちゃんと生きる。――フリーランスの新しい選択肢として
フリーランス4年目。
ようやく、自分のペースで仕事をして、生活も回るようになってきた。
思えば、独立当初はやる気に満ち溢れ、なんでもできる気がしていた。
でも実際はちがった。思い通りになんていかない。まわりは誰も助けてくれない。
それでも「どうせやるなら、楽しくいこう」が自分のモットーだった。
だから、ひたすらチャレンジを重ねた。失敗も数え切れない。でもその中で「やらない方がいいこと」もたくさん学んできた。
この本は、そんな経験をもとにしたリアルな「フリーランス生活の記録」。
そして、心が折れそうなときにもそっと背中を押してくれる「しないことリスト集」でもあります。
✔ 毎日忙しくなくてもいい
✔ 誰かの期待に応え続けなくていい
✔ 無理して働かなくても、人生はちゃんと回る
――フリーランスという生き方を、もっと気楽に、でも大切にしたいあなたへ。
ここから、「ゆるゆる」と自分の人生を豊かにする旅に出かけましょう。
📘 第1章:会社を辞めて気づいた「何も残らない」という現実
僕は、勢いだけで会社を辞めた。
23年間のサラリーマン生活。買い付けや生産管理をやってきて、自信もあった。
「この経験があれば大丈夫」って、心のどこかで思っていた。
でも現実は、甘くなかった。
以前の取引先も同僚も、誰も連絡してこない。こちらから連絡しても、なんとなく距離を感じる。
そうか、会社を辞めたら「会社の肩書き」も一緒に消えるんだ。
円満退社だったはずなのに、それはあくまで“会社の中”の話。
社会に出たら、僕はただの「個人」だった。
ふと気づくと、周りに残っていたのは家族と数人の友人だけ。
それでも前向きにやろうと、ポジティブに、なんとか踏ん張っていた。
でも、独立したら、すぐに仕事が来るなんて思ってはいけない。
自信があっても、実績があっても、「名刺の後ろ盾」がなければ、なかなか信用は得られない。
❌ この章の「しないこと」
- 期待しすぎない
→ 「独立したら、すぐ仕事が舞い込む」なんて幻想。焦らず、地道にいこう。 - 過去にしがみつかない
→ 昔の栄光、実績、役職。フリーランスには通用しない。「今の自分」がすべて。 - 人に依存しすぎない
→ 「誰かが助けてくれるはず」と思って動けなくなるより、「自分の手で一歩」を信じよう。
☁️ マインドフルネスの視点
「今の自分」を受け入れてはじめて、前に進める。
独立して初めて、僕は「自分自身と向き合う時間」に出会った。
これまで会社の中にいた自分は、肩書きと役割で動いていた。
でも、これからは「自分の言葉」「自分の判断」で道を決めていく。
その怖さと向き合う時間は、心の筋トレだった。
焦る必要はない。いま、自分がどんな気持ちでいるのかを、そっと見つめてみよう。
💬 次回のブログ
📘 第2章:ゴルフと人付き合いが教えてくれた、人の本質
→ 仕事がなくなった僕がハマったのは、まさかのゴルフ。そして、そこで出会った中国人の仲間たち。
「人たらし」と言われるほど人と繋がった僕の、ちょっと不思議で温かい物語。
📘 自分の言葉で発信するという選択肢
会社を辞めてすぐの私は、「何ができるのか分からない」「でも、何か自分でやってみたい」と思っていました。
そんな時に始めたのがこのブログです。最初はブログの開設方法すら分かりませんでしたが、調べながら手を動かすうちに、少しずつ「自分の声を届ける場」ができていきました。
ブログは、自分の過去の経験・想い・知識を誰かの役に立てる形で伝えられる、とても自由なメディアです。
私が使っているのは mixhost というレンタルサーバー。
表示速度も早く、WordPressの設定も簡単で、初心者の私でもスムーズに始められました。

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