VMD実践シリーズ

【VMD実践シリーズ#9】売れる売場はここまで設計する|VMD展開の5W2H

VMD実践シリーズ

売れる売場は、センスではなく“設計”で作られています。

なんとなく並べるだけでは売れない。
でも、しっかり考えて作れば、同じ商品でも売れ方は変わる。

その設計の基本になるのが
**「VMD展開の5W2H」**です。

今回は、現場でそのまま使える形で
この考え方を分かりやすく解説していきます。


■ VMDの5W2Hとは?

売場づくりを整理するときに使うフレームです。

・WHO(誰に)
・WHAT(何を)
・WHEN(いつ)
・WHERE(どこで)
・WHY(なぜ)
・HOW MANY(どれだけ)
・HOW TO(どのように)

→ これを決めるだけで売場の精度が一気に上がります


■ WHO|誰に売るのか

まず最初に決めるべきはここです。

→ 誰に向けた売場なのか

・年齢層(40代、50代、ミセスなど)
・用途(普段着、旅行用、お出かけ)

これが曖昧だと
→ 全部中途半端になります


■ WHAT|何を売るのか

次は商品です。

→ 今回の主役は何か?

・テーマ商品
・強化商品
・売りたいアイテム

ここを決めることで
→ 売場の“軸”ができます


■ WHEN|いつ売るのか

売れるタイミングは重要です。

→ シーズン・気温・イベント

・春夏・秋冬
・気温(25℃超えたら夏物)
・行事(GW・旅行・母の日など)

→ タイミングがズレると売れません


■ WHERE|どこで見せるのか

売場の配置です。

→ VP・PP・IPの使い分け

・VP(ビジュアルポイント)→ 店の顔
・PP(ポイント)→ 中央の見せ場
・IP(アイテム)→ 商品棚

→ 見せる場所で売れ方が変わります


■ WHY|なぜこの売場なのか

意外と抜けがちな部分です。

→ テーマ・ストーリーを決める

・「涼しく過ごす夏コーデ」
・「旅行に便利な軽やか服」

→ 理由がある売場は強いです


■ HOW MANY|どれだけ並べるのか

数量設計です。

→ 商品グレードに合わせる

・売りたい商品 → 多く
・サブ商品 → 少なめ

→ 並べすぎもダメ、少なすぎもダメ


■ HOW TO|どう見せるのか

最後は見せ方です。

→ 価値をどう伝えるか

・素材
・シルエット
・着回し
・価格の理由

→ “なんとなく良い”では売れません


■ 実際の現場でどう使うか

例えばこんな商品

→ パールチュールトップス

これを当てはめると

・WHO:40〜50代女性
・WHAT:上品見えトップス
・WHEN:春〜初夏
・WHERE:メイン位置
・WHY:普段使い+少し華やか
・HOW MANY:多め展開
・HOW TO:高見え+着回し提案

→ これだけで“売れる設計”になります


■ まとめ

売場は感覚ではなく設計です。

・誰に
・何を
・いつ
・どこで
・なぜ
・どれだけ
・どう見せるか

→ これを考えるだけで売上は変わります


■ 最後に

同じ商品でも
売れるかどうかは見せ方次第です。

VMDは難しく見えますが、
こうして分解すればシンプルです。

まずは一つの商品からでいいので
この5W2Hを当てはめてみてください。

売場の見え方が変わります。


あとがき

現場で長くやっていると、
「なんとなく売れる」「なんとなく売れない」が分かってきます。

でも、それを言語化できるかどうかで
再現性が大きく変わる。

この5W2Hは、
その“なんとなく”を整理するためのツールです。

難しく考えず、まずは使ってみてください。

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