~30年ぶりの故郷、朝鮮族のルーツをたどる〜
中国東北地方・黒竜江省七台河市。
この地には、長い歴史を持つ朝鮮族の村・金剛村(Jingangcun)があります。
2022年8月13日、朝鮮族の友人が30年ぶりに故郷へ帰る旅に同行しました。
まるで時間がゆっくり流れるような東北の風景と、あたたかい人々との再会。
その一日を記録します。
■ 道中:のどかな東北の大地を進む

朝早く出発し、七台河へ向かう途中の風景はどこまでも続くトウモロコシ畑。
青空と緑が一面に広がり、視界の果てまで畑が続きます。


途中、道路の脇では牛飼いの少年が牛を連れて歩いていました。
舗装されていない道も多く、車が通るたびに土ぼこりが舞い上がります。
都市部では味わえない“素朴な東北の原風景”がそこにはありました。
■ 30年ぶりの帰郷、金剛村へ


村の入り口に立つ「金剛村」の看板が見えてくると、友人の表情が少しずつ変わっていきました。
小さい頃に遊んだ場所、川、畑――。
どれも懐かしい記憶と重なっていくようです。
村では、昔の友人や近所の人たちと再会。
「昔はあの用水路で泳いだんだよ」
と笑いながら話す友人。
子どもの頃は大きく見えた用水路も、大人になって見れば意外と小さい。
そんな“時間のズレ”に、どこか温かい懐かしさを感じました。



■ もう一人の友人の故郷へ

その後、さらに北へと進み、もう一人の友人の故郷へ。
迎えてくれたのは唐辛子工場を営むお兄さんです。
ここは佳木斯(ジャムス)市近郊の「辣椒(ラージャオ/唐辛子)」の特産地。
「辣椒特色产业村(唐辛子特産産業村)」という看板が村の入り口に立ち、赤い旗のモニュメントが印象的でした。



夜は工場の一角に泊めていただくことに。
道中は20kmほど舗装されておらず、車が跳ねるほどのデコボコ道。
途中、羊の群れが道路を横断する場面にも遭遇しました。
まさに“リアルな東北の田舎の暮らし”を感じます。
■ 地元の味で心温まる歓迎



夜になると、地元の人たちが手作り料理で歓迎してくれました。
テーブルいっぱいに並ぶ田舎料理。
中でも驚いたのは、蚕の炒め物(蚕蛹)。
東北では一般的な料理で、香ばしく炒めた独特の風味があります。
さらに、**60度の自家製白酒(バイジュウ)**も登場。
「これが本場の味だ」と笑いながら差し出される杯を受け取り、喉が焼けるような強烈な一口。
それでも不思議と心が温まる、そんな時間でした。



ほかにも、松茸の生食や豚タンのスライスなど、地元ならではの料理が並びました。
食文化も人の温かさも、この土地ならではの魅力です。
■ 一夜の宿と忘れられない時間

その夜は、工場の片隅に布団を敷き、雑魚寝。
窓の外では虫の声が響き、遠くで犬が吠える声が聞こえます。
電気の少ない村の夜空には、無数の星が広がっていました。
久しぶりの田舎の夜――。
便利さとは無縁だけど、どこか懐かしくて、心が落ち着く。
友人たちの笑顔を見ながら、「こういう旅もいいな」としみじみ感じた一日でした。
■ 旅のまとめ
金剛村と唐辛子の村、どちらも人の温かさと自然の豊かさが溢れる場所でした。
都市から離れて感じたのは、便利さよりも「つながり」と「素朴な幸せ」の大切さ。
東北の大地は広く、人も優しく、そして時間がゆっくり流れています。
この旅は、友人の故郷を訪ねるだけでなく、**“原点を見つめ直す旅”**にもなりました。
旅の概要
訪問地:黒竜江省 七台河市 金剛村/佳木斯近郊 唐辛子村(丰基村)
時期:2022年8月
見どころ:トウモロコシ畑、牛飼い・羊飼いの風景、朝鮮族の村、地元料理、唐辛子工場
おすすめ:地元の人との交流・東北の食文化体験
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