商売の話をするとき、
私はよく「木」に例えて考えます。
感覚的な話ですが、
これが一番しっくり来るし、
説明すると相手にも伝わりやすい。
木の構造は、商売そのもの
木は、
- 幹があって
- 枝葉が伸びて
- 最後に花が咲く
この順番が崩れることはありません。
商売も、まったく同じだと思っています。
幹がない木は、そもそも立たない
まず大事なのは幹です。
商売でいう幹とは、
- 定番商品
- ベースになるサービス
- 何度も説明しなくても伝わるもの
いわば「これがあれば大丈夫」という土台。
ここが弱い状態で、
- 新商品を出す
- デザインに振る
- 流行を追う
というのは、
幹のない木に花を咲かせようとしているようなものです。
枝葉は、幹ができてから伸ばすもの
幹がしっかりすると、
自然と枝葉を伸ばせます。
- バリエーション
- セット展開
- 少しの改良
- ターゲット違い
幹があるからこそ、
枝葉を伸ばしても木全体が安定します。
逆に、
幹がないまま枝葉を増やすと、
- 何が売りたいのか分からない
- 管理が大変
- 改善点が見えない
という状態になりがちです。
花は最後でいい。むしろ最後がいい
花は、
- 目を引く
- 話題になる
- SNS映えする
商売でいうと、
- デザイン重視の商品
- チャレンジ商品
- 話題づくりの企画
に近い存在です。
ただ、
花は咲く時期が短い。
だからこそ、
- 幹と枝がしっかりしてから
- 余力がある状態で
咲かせる方が、
結果的に長く商売が続きます。
多くの人が、いきなり花を咲かせようとする
新しく何かを始めるとき、
- 目立ちたい
- 早く結果を出したい
- 他と違うことをしたい
そう思うのは自然です。
でもその結果、
- 定番が育たない
- 改善が積み上がらない
- 毎回ゼロから考える
というループに入ってしまう。
定番を育てることが、いちばんの近道
最近のやり取りの中でも、
あらためて感じたのはここでした。
まずは定番を売れるようにする
派手さはなくても、
- 分かりやすい
- 安心できる
- 失敗しにくい
そういう幹を育てると、
次の一手がとても楽になります。
これは特別な考え方ではない
私自身、
「こういう考え方をしよう」と
意識してきたわけではありません。
振り返ると、
ずっとこの順番でやってきただけ。
だから自分にとっては
「これが普通」でした。
でも最近、
改めて言葉にしてみて気づいたのは、
この順番を意識できている人は、意外と少ない
ということでした。
おわりに
商売は、
派手な花を咲かせることよりも、
静かに幹を太くする方が難しい。
でも、
幹が育てば、
枝も花も自然とついてきます。
もし今、
- 何から手をつければいいか分からない
- 新しいことばかり考えてしまう
- うまく積み上がっている感覚がない
そんな時は、一度立ち止まって、
今、自分の商売の「幹」は何だろう?
そう考えてみると、
次の一歩が少し軽くなるかもしれません。

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