中国輸入

直接、広州卸市場で仕入れるメリット・デメリット

中国輸入

好奇心旺盛な方へ

私は23年間小売業で働いてきて、まず初めに問屋さんから商品を仕入れて売ると言うことをスタートしました。これを繰り返して続けていくうちに、数年後には問屋さんが仕入れる先のメーカーさんより交渉して仕入れるようになりました。

さらにこの業界で働いていくうちにメーカーさんはどこで作っているんだろうと言う思いが出てきて、いろいろ調べてみると、日本、中国の工場で直接作っている、広州・韓国・タイの卸売市場で仕入れをしているなどを背景を知れば知るほど物の流れを知れば知るほど興味が湧き売れる商品を安く仕入れる為には元に行かなくてはと感じました。

小売業としては、売れる商品を安く仕入れて高く、これが最大の基本であるかと思います。これを繰り返しているうちに、自分は海外への興味が非常に大きくなり、海外仕入れを始めました。実体験をもとにメリットとデメリットをお話ししたいと思います。

広州、卸売市場で仕入れるメリット

1、日本で買うより圧倒的に値段が安い

直接広州で買い付けるメリットは、当たり前かもしれませんが、圧倒的に値段が安いことです。日本の卸売メーカーさんから買う値段の半額で買える商品もあります。同じものを仕入れるなら、値段が安い方を仕入れるのは当たり前ですよね。最大の魅力はこの値段の安さだと思います。

過去海外に来た時は、必ず現物をハンドキャリーで持ち帰り日本で販売していました。(日本円で20万円程をハンドキャリーしていました。)ほぼ広州での仕入れ価格で持ち帰るので(正確には、日本に入国するときに税金が15%から20%ほどかかります。それでも安い!)10倍から5倍の価格で販売していました。ハンドキャリーで持ち帰って販売することによって、その時の旅費交通費は毎回カバーしていました。

2、日本にない商品を見つけることができる

2つ目のメリットは、なんといっても日本にない商品を見つけることができます。問屋さん、メーカーさんにもない新鮮な新しい商品をお客様にお届けできるのは最大のメリットです。新しい商品を見つけ、競合他社と差別化をすることによって、お客様からの支持を得ることができます。日本未発売、一点物などとセールスポイントを上げることができます。そうすることによって、自社の存在価値を高めることができます。

又、値段がすごく安くても価値観のある商品は高値で販売する事も可能です。安く仕入れたから安く売る事はしないでください。もし、競合他社にない価値観のある商品を最初に見つけ販売できれば必ず値段は高くても売れます。海外仕入れのメリットの醍醐味です。化ける商材を是非見つけてください。

3、直接買い付けに行くことにより、自分の世界観が広がる

3つ目のメリットは、自分の世界観が広がると言うことです。やはり行ってみなければ何も分かりません。やってみなければ分かりません。まず実行することにより、失敗しようが成功しようが、それが自分の経験となります。そこから学べることがたくさんあります。

また、直接行くことにより、ネットにはない商品を見つけ、お店の人とWeChat交換して現地の最新の情報をもらえたり、値段交渉をその場でできたり、拙い中国語で会話をするだけで少しわかりあえたような感じになったりします。もし不安であれば代行業者に頼んだりしてもかまいません。とにかく自分で行って経験してみると言うことが一番のメリットかもしれません。

まずやってみよう!

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广州、卸売市場で仕入れるデメリット

1、自分でやることが増える

広州で、直接仕入れるのはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。今まで問屋で手軽に仕入れていた商品を自分で海外から輸入するので、相手との連絡、支払い、納期管理、発送、検品等細かいことを言うときりがありませんが、今まで問屋さんがやっていた業務を自分ですることになります。不良品も今まで問屋へすぐ返せたのですが、海外取引はそうはいきません。返送するにも国際運賃手数料が高くなり割に合いません。そのため、仕入れの際、検品は非常に重要となります。利益計算も不良率を考えた上で販売価格を決定しなければなりません。このようにたくさんのやることが増えますが、これを理解した上でクリアしていくと、必ず利益を取ることができます。売り上げが取れて利益が出せるのはであればやることが増えたとしても、苦ではありませんよね。

2、すべて前金で精算する為リスクがある

広州での仕入れは基本は現金払いです。ある程度の数量を発注するにしても前金を20%から50%支払、さらに出荷前に全額払います。日本でも現金問屋は現金で支払いすると思いますが、メーカーさんによっては末締めなどの支払方法があるかと思います。中国では全て支払後に商品が発送されます。

又、仕入れたい商品が見つかった時に現物がなければ最低ロットで発注しなければなりません。自分でリスクを負って生産しなければならないのです。日本では少量でテスト販売できた商品も中国では自分でリスクを負って発注しなければなりません。

この様にリスクがあるのも事実です。しかし、このリスクを負ってこそ最終的には自分の利益に跳ね返ってくるのです。

初めから上手くいくとはとは限りませんが、実際に実行している人は数多くいます。失敗を恐れずに是非チャレンジしましょう。

3、中国では計画通りにいかないのは当たり前、思い通りにいかないのは当たり前

中国仕入れをしていくと自分の考えとは全く違うことが起こります。数多くの失敗を経験することになるでしょう。支払後に送られてきた商品が不良品であったり、そもそも商品が来なかったり、指定した納期を大幅に遅れたり、日本では考えられなかったことが当たり前のように起きます。1日停電で作業ができないなんてよくあります。発注した生地の原反を検品したらすべて不良品、上がってきた商品は全て穴があいているなんてよくあります。この様な不良があるとやり直しになるわけで必然と納期も遅れていきます。やり直してくれるお店は良心的ですが、不良品があってもすべて拒否してやり直しに応じてくれない店もあります。日本基準では不良品の商品が中国基準では不良品ではないというのは当たり前です。そもそも、日本と中国の人の育ってきている環境が違います。考え方が違うのは当たり前です。日本人の中でも考え方が違いますよね。そう考えていただくと中国とビジネスするのは本当に大変なことが多いです。

しかし、それを乗り越えていく事により自分のビジネスが、競合他社と差別化できて、最終的には利益を出すことが出来ると考えています。沢山の失敗や成功を経験して次はこうしていこうと対応できるのです。

そこでこの様なことを乗り越えていく為に本当に大切なのは現地のパートナーです。信頼のおけるパートナーに出会えることが中国仕入れの最大の秘訣です。中国仕入れの命運を分けるのはパートナーといっても過言ではありません。

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まとめ

今回は中国仕入れのメリット、デメリットをお話ししました。

メリット

1.日本で仕入れるより圧倒的に安い

2.日本にない商品を見つけることが出来る

3.直接買い付けに行くことにより、自分の世界観が広がる

デメリット

1.自分でやることが増える

2.すべて前金で清算するリスクがある

3.中国では計画通りにいかないのは当たり前、思い通りにいかないのは当たり前

この様に大まかにまとめましたが、自分で中国現地に行って仕入れをすることを想像してみてください。デメリットもありますがメリットのほうがはるかに大きいと感じませんか?上記以外にも様々なことがあります。まず一歩踏み出して行動していただくことにより自分の経験となっていきます。

考えただけでワクワクしてきますよね。この気持ちが自分の仕事につながりどんな困難なことにも立ち向かえる原動力だと思います。

是非まずは行動を起こしてみてください。結果は後から必ずついてきます。

最後になりますが、中国仕入れはパートナー次第で決まるといっても過言ではありません。もし興味をお持ちになられたらご連絡いただければ幸いです。

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