こんにちは!たいごです。今日は仕入れの際の気になるロットについてお話しします。
かつて「中国=大量生産」というイメージがありましたが、近年では小ロット(少量生産)に対応してくれる工場が急増しています。
では、なぜ今、小ロット対応の工場が増えているのでしょうか?
その背景と、ビジネスに活かすヒントをわかりやすく解説します。
1. 個人ブランド・D2Cの増加
SNSやECの発展により、誰でもブランドを立ち上げられる時代に。
それにより、「まずは少量で試したい」「小さく始めたい」というニーズが爆発的に増えました。
工場もこの流れに対応し、柔軟に小ロットでも受けてくれる体制に変化しています。
D2Cとは
**Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)**の略で、
メーカーやブランドが、仲介業者(問屋・小売店など)を通さずに、直接お客様に商品を販売するビジネスモデルのことです。
2. 工場側もリスクを分散したい
以前は大手との取引が中心でしたが、今は複数の小口取引先と関係を築くことで安定を図る工場が増えています。
「小さいけれど長く続く取引」を望む傾向が強まり、個人や小規模事業者にも門戸が開かれているのです。
詳しく説明すると以下の内容になります。
1. 大口取引先に依存すると危険だから
以前は「大手ブランドや商社とだけ取引していれば安泰」という時代もありました。
しかし今は、大手の**発注停止・価格交渉・生産移転(ベトナムやバングラなど)**によって、
突然受注がゼロになるケースも増えています。
→ リスクを分散するためには、小口の取引先を複数持つ方が安定するという考えが広がっています。
2. コロナや国際情勢の影響を受けやすくなった
パンデミックや国際物流の混乱により、一つの取引先・一つの国に依存する危険性が明らかになりました。
→ 少量でも発注してくれる国内外の取引先を増やしておくことで、
状況が変わっても生産ラインを維持しやすくなるという判断です。
3. 長く続く小規模取引のほうが信頼関係を築きやすい
一度に大量に注文する企業よりも、少しずつでも定期的に発注してくれる相手のほうが、
工場側としても読みやすく、生産計画を立てやすい=安定しやすいというメリットがあります。
4. SNS時代は“未来の大口”が小ロットから生まれる
今は個人や小さなブランドでも、SNSで一気にヒットする時代。
工場側もそれを理解していて、「最初は小ロットだけど、育てれば大きな取引に育つかも」という期待感を持っています。
→ 将来性を見越して、小さな取引にも前向きになっているんです。
つまり、小ロット対応は工場にとっても“攻めと守り”の両方の戦略なんですね。
信頼関係を築けば、個人や小規模ビジネスでもしっかり生産パートナーになってくれますよ!
3. 設備の進化で小ロットが効率化
デジタルプリント・レーザーカット・サンプル自動化など、設備や生産技術の進化により、少量でもコストを抑えて作れる時代になりました。
これにより、工場も小ロットでも十分利益が出る体制を作れるようになっています。
4. オンライン取引の普及で出会いやすくなった
1688やタオバオなどの仕入れプラットフォーム上で“小ロットOK”と明記された工場も増加。
チャットやビデオ通話で事前相談もできるため、信頼できる小ロット工場と出会いやすい時代になっています。
小ロット対応は、ビジネスの自由度を広げる!
- 少ない資金で始められる
- 在庫リスクが少ない
- テスト販売がしやすい
- トレンド対応が速くなる
このように、小ロット対応の工場が増えている今は、初心者でもリスクを抑えてチャレンジできる絶好のタイミングです。
まとめ:小ロットはこれからの常識に!
“大量生産の時代”から、”少量・多品種・柔軟対応の時代”へ。
変化する市場に対応している中国の工場は、まさに今、次世代のものづくりのパートナーとして注目されています。
まずは小ロットから。小さく始めて、大きく育てていきましょう!
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